館長 向村が撮影した動画を続々と公開していく予定です。
第1回として、2022年9月に行ったイラン取材旅行記をアップしております。ぜひご覧ください。
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館長 向村春樹からのご挨拶
おひさしぶりです。
高原アートギャラリー八ヶ岳の館長向村です。
コロナパンデミックが始まってから、3年ぶりにイランに取材と仕入れに行ってきました。現地滞在7日間の旅でしたが、今まで訪ねる機会がなかったイラン北西部、カスピ海沿いを車で旅をしてきました。
主な訪問地はテヘランから北西に向かって、ザンジャン、タブリーズ、アブダビールです。この地は約800年前にササーン朝ペルシャ発祥の地です。この王朝の軍事面を支えていたのが、カスピ海南岸で遊牧生活をしていたカシュガイ遊牧民の先祖でした。豊かな穀倉地帯のこの一帯は数多くの王朝が勃興衰退を繰り広げた土地です。モンゴルのチンギス・ハーンの勢力が西へと拡大するなかで、戦いに破れ首都であったタブリーズからイラン高原の中央部のイスファハーンへと王朝は遷都していきます。カシュガイの先祖たちもこれとともに移動していきます。悲しみの民族カシュガイの流浪の始まりの地です。
と、これは館長向村のロマンチックな旅人の一面、もう一つの目的は皆さんを驚かす絨毯探しの旅でもありました。カシュガイ遊牧民は数百年間に渡り、移動をしてきました。行く先々で先住者がいたはずです。彼らから絨毯織りの影響を受けてきはずです。今のギャッベ文様の原点を探りたい。そこには宝物が眠っているはずです。成功したかどうかは、徐々に明らかにしていきます。
まず初めはテヘランバザールでのオールドライオンギャッベ探しです。